弔電の送り方と文例|手配方法・宗派別マナーをわかりやすく解説
公開日: 2026-04-18
弔電(ちょうでん)は、葬儀や告別式に参列できないときに故人への哀悼の意を伝える電報です。急な訃報に慌てて手配する場面が多いため、「どこに頼む?」「文面は?」「届くタイミングは?」と悩む方が少なくありません。本記事では、弔電の手配方法・文例・宗派別の注意点・敬称の使い方まで、実務で必要な情報をまとめて解説します。
弔電とは——送るべき場面と送らない場面
弔電は、通夜や葬儀・告別式に参列できない場合に、遺族に哀悼の意を伝えるために送る電報です。訃報を受けたらできるだけ早く手配し、通夜または告別式の開始前に届くようにします。
一方で、通夜・告別式に直接参列できる場合は弔電を送る必要はありません。また、ごく親しい間柄であれば電話やメールでお悔やみを伝えるケースも増えていますが、フォーマルな場面では弔電が最も確実です。
弔電の手配方法
弔電の手配方法は主に3つあります。それぞれの特徴を理解して、状況に合った方法を選びましょう。
- NTT「D-MAIL」:電話(115番)またはWebで申し込み。当日配達可能(14時まで受付)。台紙代+文字数で料金が変わる
- KDDI「でんぽっぽ」:Webで申し込み。写真付き台紙などバリエーションが豊富。当日配達は地域による
- ネット電報サービス(e-denpo、VERYCARDなど):24時間Web注文可能。料金がわかりやすく、選べる台紙が多い。翌日〜翌々日配達が主流
弔電の宛先と敬称の使い方
弔電は葬儀会場宛に送り、宛名は喪主のフルネームにするのが基本です。喪主がわからない場合は「○○家 ご遺族様」とします。
弔電の文面で故人に触れる際は、喪主との関係に応じた敬称を使います。喪主の父なら「ご尊父様(ごそんぷさま)」、母なら「ご母堂様(ごぼどうさま)」、配偶者なら「ご主人様」「ご令室様」です。敬称を間違えると失礼にあたるため、喪主と故人の関係を必ず確認しましょう。
- 喪主の父:ご尊父様
- 喪主の母:ご母堂様
- 喪主の夫:ご主人様
- 喪主の妻:ご令室様
- 喪主の祖父:ご祖父様
- 喪主の祖母:ご祖母様
- 喪主の兄弟:ご令兄様・ご令弟様
- 喪主の姉妹:ご令姉様・ご令妹様
宗派別の文面の注意点
弔電の文面は、宗派によって使ってよい表現と避けるべき表現が異なります。宗派がわからない場合は中立的な表現にしましょう。
- 仏式:「ご冥福をお祈りいたします」「ご供養」が使える。ただし浄土真宗では「冥福」を避ける
- 神式:「御霊のご平安をお祈りいたします」。仏教用語(成仏・供養・冥福)は不可
- キリスト教式:「安らかな眠りをお祈りいたします」。冥福・成仏・供養は不可
- 宗派不明の場合:「心よりお悔やみ申し上げます」「安らかにお眠りください」が無難
弔電で避けるべき忌み言葉
- 重ね言葉:重ね重ね、たびたび、返す返す、再び、また
- 直接的な死の表現:死ぬ、死亡→「逝去」「旅立ち」に言い換え
- 不吉な数字:4(死)、9(苦)
- 「生きていた頃」→「お元気だった頃」に言い換え
AIツールで弔電文面を作成する流れ
free-tegami-tools.jpの弔電作成ツールでは、故人との関係・宗派を選ぶだけで、マナーに配慮した弔電文面が自動生成されます。急な訃報で時間がないときでも、文面のたたき台をすばやく作成できます。
生成された文面はそのまま電報サービスに入力可能ですが、故人との思い出を一文加えると、より心のこもった弔電になります。
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よくある質問
- Q. 弔電はいつまでに届くように送ればいい?
- A. 通夜または告別式の開始時刻までに届くように手配します。可能であれば通夜の前日〜当日午前中に届くのが理想です。NTTのD-MAILなら14時までの受付で当日配達が可能です。
- Q. 弔電の相場はいくらくらいですか?
- A. 台紙代込みで2,000〜5,000円程度が一般的です。シンプルな台紙なら2,000円前後、刺繍や漆塗りの台紙になると5,000〜10,000円になります。ビジネス関係なら3,000〜5,000円の台紙が多く選ばれています。
- Q. 喪主がわからない場合はどうすればいい?
- A. 葬儀会場に電話して確認するのが確実です。どうしてもわからない場合は「○○家 ご遺族様」宛にすれば届きます。